アトックスの会社概要/取り組み/求人/職場環境

アトックスの概要

商号 株式会社アトックス
URL https://www.atox.co.jp/
本社所在地 〒108-0014 東京都港区芝四丁目11番3号 芝フロントビル
代表取締役 社長  矢口敏和
設立 昭和55年9月1日
資本金 1.5億円
事業内容
  • 原子力施設関連事業
  • 福島復興事業
  • ライフサイエンス事業
  • 機器物品販売事業

株式会社アトックスは、昭和55年9月1日に設立した会社です。東京都港区にある本社をはじめ、事務所・事業所・営業所・測定センターが全国各地に展開されています。

資本金は1.5億円。従業員数は1,737名(2023年3月末現在)にものぼります。売上高は253億円(2023年3月期)となっています。

株式会社アトックス本社外観
株式会社アトックス本社外観 [画像: 株式会社アトックス]

アトックスは、「環境とエネルギーの課題解決に寄与し、社会の発展と社員の幸せに貢献する」ことを企業理念として、半世紀以上もの間日本の原子力産業に携わってきました。原子力施設における放射性物質の除染作業を民間企業として初めて受託したのもアトックスです。原子力産業界のパイオニアと言っても過言ではなく、今後も国内外の原子力産業に貢献していく企業です。

アトックスの事業内容は、エネルギー関連施設のメンテナンスや環境保全のためのトータルメンテナンスです。各事業については別途紹介しますが、大きく分けて「原子力施設関連事業」「福島復興事業」「ライフサイエンス事業」「その他の事業」の4つのグループに分けることができ、幅広い事業を手掛けていることがわかります。

また、従事している社員のうち4人に1人は国家資格である「放射線取扱主任者」の資格試験に合格。会社として教育を重視し、社外研修の参加や資格取得の奨励を行っているだけではなく、それに応えようとする意欲的な社員が多いことも特徴です。

アトックス自体も品質保証に関する国際基準であるISO9001の認証を2000年4月に取得。安全かつ品質の高い業務を追及し続けています。

矢口敏和氏(アトックス代表)について

現在、株式会社アトックスの代表取締役社長を務めているのは、矢口敏和という人物です。


矢口敏和氏(アトックス代表)[画像: 株式会社アトックス]

名前 矢口敏和(やぐち としかず)
生誕 1953年
出身地 茨城県
学歴 一橋大学
略歴 大学卒業後、三菱銀行(現:三菱東京UFJ銀行)に入行
1994年、40歳の時、18年間勤務した銀行を退職し
株式会社アトックスに取締役として入社
2000年、株式会社ビル代行(現グローブシップ株式会社)代表取締役社長に就任
2008年、株式会社アトックス代表取締役社長に就任
2015年、日東カストディアル・サービス株式会社代表取締役会長就任

アトックスの社長である矢口敏和は、一橋大学経済学部を卒業したあと、三菱銀行(現:三菱東京UFJ銀行)に入行。40歳になった1994年に同銀行を退職し、今も活躍を続けている株式会社アトックスに取締役として入社しました。

その後、取締役副社長を経て2008年に同社の代表取締役社長に就任しています。現在は株式会社アトックスとグローブシップ株式会社の代表取締役社長、日東カストディアル・サービス株式会社の代表取締役会長を兼任しています。

アトックスの主な事業/サービス内容は?

アトックスの概要で、事業内容は「原子力施設関連事業」「福島復興事業」「ライフサイエンス事業」「その他の事業」の4つのグループに分けられると説明しました。ここでは、これら4つの事業について詳しく見ていきます。

原子力施設関連事業

原子力施設関連事業はアトックスの主力事業です。放射線の管理や放射性廃棄物の処理、除染など、原子力発電所に関わる保守・管理業務を総合的に行っています。

設備・プラント工事

新規プラント建設における設計や施工はもちろん、施設に設置されている機器の点検作業や修理も行い、プラントの安全に貢献しています。

廃止措置工事

老朽化に伴い永久停止した原子力施設の解体や撤去といった廃止措置作業を「デコミッショニング」といいます。アトックスではこれらの作業や、それに必要な機械装置等を開発し、作業安全、被ばくの低減、工事の効率化、低コスト化等を図っています。

施設管理

原子力発電所のメンテナンス(設備の運転・保守管理)だけではなく、作業用の機器や装置における作業性・安全性の向上もアトックスの事業のひとつです。

放射線管理

アトックスには、放射線取扱資格者が約650名(2022年4月現在)勤務しています。多くのスペシャリストが原子力施設での幅広い業務に対応し、自社だけではなく電力会社や機器メーカー、関連会社でも実績を残しています。

福島復興事業

アトックス 福島復興支社
アトックス復興支社 [画像: 株式会社アトックス]

アトックスは全国各地に事務所が存在していますが、福島地区における汚染水処理や放射線管理、除染活動などの業務に迅速・的確に対応するため、2011年に福島復興本部(福島県広野町)を開設。

翌年に福島復興本部を福島統括事務所へ組織変更し、2016年には福島復興支社を現在の福島県双葉郡富岡町に移転しました。

アトックスの福島復興事業は、以下の6つの活動で成り立っています。

  • 廃炉工事
  • 設備工事
  • 環境施設
  • 放射線・分析事業
  • 地域復興
  • 倉庫業

廃炉工事

廃炉工事では、現場の環境に合わせて製作された専用の遠隔操作式の重機やロボットを使います。フランジ型タンク内の残水移送・クラッド回収、高放射線環境下での線量調査、放射性物質の除染作業などが主な業務内容となっています。

設備工事

設備工事は簡単に言うと福島第一の汚染水の対策を中心に行っています。セシウム吸着装置(KURION)や第二セシウム吸着装置(SARRY)、多核種除去設備(ALPS)の運転・保守管理などが主な業務です。

環境施設

福島第一原子力発電所で作業する人々にとって安全な環境を提供するのもアトックスの福島復興事業における大事な役割のひとつ。空間線量の定期的な測定や、エリア放射線モニタの確認はもちろん、発電所外へ持ち出す物品の汚染検査手続きなども行います。

放射線・分析事業

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(JAEA)の大熊分析・研究センターにおいて、福島第一原子力発電所で発生した固体廃棄物の分析業務も行っています。また、発電所で行われた環境モニタリングの情報データを公表する準備なども分析事業としての仕事です。

地域復興

原子力発電所に限らず、福島県内における復興事業の放射線管理や廃棄物処理なども担っています。

倉庫業

福島第一原子力発電所を始め、福島の復興事業に関連する物資や地元企業からの物資を安全に保管する業務です。

ライフサイエンス事業

アトックスではRI取り扱い に関するノウハウを活かし、RI研究を行っている研究所や企業への支援業務を幅広く展開しています。

核医学関連

ライフサイエンス事業として「68Ge/68Gaジェネレータ」や「安定同位体/放射性同位体」を取り扱っているアトックスですが、最も注目すべきなのは世界初のヘルメット型PET 装置「Vrain」でしょう。

治療による回復は難しいとされているアルツハイマー病に対し、PETによる早期診断の実用化が進んできています。しかし、従来のPET装置は全身用の大型構造となっており、コストの負担や画像改善という課題が重くのしかかっていました。

そこでアトックスでは、これまでのPET装置より感度が高く、低コストに挑んだ装置を製作するため、「国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構」と共同で研究を行い、頭部専用PET装置の開発を実現しました。

2021年10月7日に医療機器承認を取得し、次の年となる2022年1月18日から製品化されたヘルメット型PET 装置「Vrain」の国内販売が開始されました。

研究開発・製薬会社および病院向けサービス

PET診断に使用する診断薬「68Ga-PSMA」の研究開発もアトックスの重要な業務の一つ。「68Ga-PSMA」は新しい前立腺がん診断薬で、2018年10月31日に北海道大学と共同研究契約を締結し、現在も研究が進められているものとなります。

また、2022年3月には、アトックスとAMS企画株式会社は68Ge/68Gaジェネレータ※を用いる68Ga-PSMA-11自動合成装置の薬事承認(医療機器)に向けた共同開発について合意しました。

この研究では、前立腺がんの画像診断技術「68Ga-PSMA PET」を日本に導入するため、68Ge/68Gaジェネレータを用いた68Ga-PSMA-11自動合成装置の薬事承認取得(医療機器)を目指しています。

※「68Ge/68Gaジェネレータ(Galli Eo®)」は、先ほど紹介した診断薬「68Ga-PSMA」に用いる 放射性ガリウム(68Ga)溶液を手軽に取り出すことができる小型装置です。

さらに、こういった医療用装置の研究・開発だけではなく、既に総合病院やクリニックで稼働している機器の保守やPET治療薬の製造にも携わっています。

その他の事業

アトックスでは、原子力関連施設やRI関連施設で使用される機器や物品の販売を行っています。

機器販売

【マニピュレータ】

アトックス_CRL社製マニピュレータ

マニピュレータ[画像: 株式会社アトックス]

国内の研究施設で使用されているマニピュレータに関して、アトックスでは本体から付帯部品までの販売が可能です。据付やメンテナンス、修理まで責任を持って対応しています。

世界No.1メーカーである米国のCentral Research Laboratories(CRL)社の国内総代理店として豊富な納入実績を持っており、リニューアルなどの相談も承っています。

【パワーマニピュレータ】

アトックス_パワーマニピュレータ

パワーマニピュレータ[画像: 株式会社アトックス]

アトックスは米国PaR Systems社の国内総代理店として、パワーマニピュレータ本体・付帯設備の提供にも対応しています。

パワーマニピュレータの多くは20年以上も稼働し、世界中の原子力産業の現場で主力製品として愛用されています。アトックスでは商品の提供だけではなく、モーターヘッドマニピュレータやメンテナンスの相談にも対応しています。

【耐放射線カメラ】

アトックス_耐放射線カメラ

耐放射線カメラ[画像:株式会社アトックス]

イギリスのAEAテクノロジー社が開発し、Centronic社が製造販売していた耐放射線カメラのライセンスを持っており、カメラの国内生産から販売、点検や修理などの一貫したサービスを行っています。

【汚染除去資器材】

アトックス_壁面除染機

壁面除染機[画像: 株式会社アトックス]

原子炉ウェルや貯蔵タンク類、汚染区域のフロアなど、機器や建物に付着した放射性物質を取り除く様々な除染機器を取り揃えています。

物品販売

【ソフトワイパーDK-1シリーズ】

アトックス_ソフトワイパーDK-1シリーズ

ソフトワイパーDK-1シリーズ[画像: 株式会社アトックス]

原子力に関する施設で汚染除去作業をする時や、RI施設や研究室での科学実験用、精密機器のメンテナンスなどで使える不織布です。DK-1シリーズは5種類あるため、用途目的に合わせて適したものを選ぶことができます。

旭化成と共に開発したピュアコットン仕様で、毛羽立ちが少なく、優れた吸水性と保水性を発揮します。

また、塩素や貴金属といった不純物を含んでいないため、焼却しても有害なガスが発生する心配はありません。取り扱う人と焼却炉への安全性にも配慮されています。

放射線管理手帳の発行

放射線管理手帳は、原子力施設等で放射線業務に従事した一人ひとりの被ばく放射線量を全国規模で正確に把握・管理・照会するためにつくられた制度となります。

原子力施設において放射線に関わる業務に従事する際や、除染特別地域内での除染作業、廃棄物を取り扱う業務に従事する際に必要なものです。

アトックスは、放射線従事者中央登録センターから放射線管理手帳発効機関として認められています。

放射線安全教育

アトックスでは、下記の放射線教育(学科教育)を実施しています。

  1. 放射性同位元素等の規制に関する法律に基づく放射線業務従事者教育(ア・イ・ウ教育)
  2. 電離放射線障害防止規則に基づく特別教育(放射線防護教育)のうち、基礎的知識教育(a教育)

東京営業所・大阪営業所・玄海事業所・東海営業所の4拠点にて行っている放射線教育です。東京営業所、大阪営業所では出張対応も実施しています。

教育実施日はおよそ月1回〜2回となっている(玄海事業所は随時開催)ため、検討している方は開催日の問い合わせをしましょう。申し込み用紙はアトックスの公式サイトからダウンロードできます。

アトックスの強みとは?

株式会社アトックスの企業としての強みを2点ピックアップして紹介します。

約半世紀積み重ねてきた豊富な経験と知識

アトックスは、日本で最初の商用原子力発電所が稼働する数年前から原子力関連施設のメンテナンスを行う専門の企業として原子力発電の発展に携わってきました。

当時、原子力施設の運営サポートという業務を行う企業はアトックスをおいて他になく、前例がなくミスも許されないという厳しい環境の中、立ち塞がる課題をひとつひとつ検証・解決することで経験を積んできました。

こうして国内初の原子力発電所が稼働してから約半世紀もの間に積み重ねた知識とノウハウは「原子力産業界のパイオニア」とも言えるアトックスの大きな強みとなっています。

人材育成に大きく力を入れている

アトックスは人材育成に力を入れている点も強みのひとつと言えるでしょう。これは、アトックスが「人材育成は、安全と品質水準の向上を図る上での重要な要素」と捉えているためです。

採用ページで、社長である矢口敏和氏が「社員一人ひとりに、どんな仕事にも高い”志”と”誇り”を持って取り組み、社会の役に立てることに喜びを感じてもらいたいと願っています。」というメッセージを寄せているところからも、アトックスが自社で働く「人材」一人ひとりに大きく期待しているということがうかがえます。

人材育成の拠点としては、2016年に福島復興支社内に「技能訓練センター」を設立。千葉県柏市の「技術開発センター」内にも分室が設置されています。

福島技能訓練センターでは、主に福島復興支社の社員を対象に基礎教育や技術向上教育訓練、遠隔操作の技能取得などといった人材育成を行っており、千葉の技能訓練センターでは全社の事業所や営業所の社員を対象に原子力発電所の定期点検工事における技能取得や各種資格取得に向けた技能訓練を行っています。

原子力に関連した様々な仕事にチャレンジする機会がある

アトックスは原子力施設関連事業を主力としており、業界でもパイオニアと呼ばれる企業だと紹介しましたが、それだけではありません。

アトックスが手掛ける事業は幅広く、原子力関連事業のほか福島復興事業、RI(放射性同位元素)事業、技術開発など、社員が活躍できる多彩なフィールドが用意されている点も他の企業にはない特色だと言えます。

加えて、どの事業分野でも高品質なサービスを提供し、信頼と実績を勝ち取っています。

自社が積み上げた経験を活かし、多種多様な人々のニーズに応え成長し続けるアトックスの企業マインドに共感を覚える方は多いはず。今手掛けている事業はもちろん、将来的なニーズを考えて「日本の未来を切り拓いていこう!」というチャレンジ精神を持った人にはぴったりの環境なのです。

アトックスで求められている人材とは?

ここまで、アトックスの幅広い事業内容を説明してきましたが、これらの業務を遂行するにあたってアトックスはどのような人物を求めているのでしょうか?

アトックスは次の4要素を重視しているようです。

  • 主体性
  • 協調性
  • リーダーシップ
  • チャレンジ精神

この要素はお客様に対する姿勢、社会に対する責任、職場における心構え、全てにおいて必要であると考えています。今ある最も大きな課題「福島復興と原子力産業再生」を目指し、将来の日本のエネルギー施策に貢献していく役割を担っている企業であることから、人材を育成していくことにも注力しています。

  • 福島復興に全力で携わりたい
  • 新しい日本の未来を築きたい

という2点を重視している方は、アトックスで働くことを考えてみると良いのではないでしょうか。

アトックスの募集職種/給与/福利厚生

アトックスの募集職種、給与、福利厚生などについて見ていきましょう。

職種

アトックスでは技術職、事務職の2種類があります。それぞれの仕事内容の概要をご紹介します。

技術職

技術職では、以下の各事業にて、放射線管理、機器保守、工事、技術開発などの技術系業務を担います。主な業務内容は現場での放射線管理や除染作業になります。また、これら業務に使用する機器の開発にも従事できます。

  • 原子力関連事業
  • 福島復興事業
  • RI・ライフサイエンス事業
  • 技術開発センター

事務職

事務職では、総務、経理、人事、労務、購買、企画などの事務系業務を担います。ルーティン業務の他に、突発的に発生する事にも迅速に対応し、技術職の業務をバックアップします。

給与について

アトックスで働いた場合の給料について見てみましょう。

■大学卒業
月給:212,100円~227,100円(一律手当含む)

■大学院卒業
月給:224,300円~239,300円(一律手当含む)

※一律手当とは、通勤手当、残業手当、地域手当、役職手当、別居手当、福島地区手当、寒冷地手当などです。賞与は6月と12月の年2回です。

福利厚生について

アトックスでは、働きやすい環境づくりを支援するため様々な福利厚生が整えられています。例えば休暇なら、年次有給休暇の他に、結婚・出産や、傷病・介護などの特別休暇が整備されています。

年間平均休暇は123日、土日祝日の休みのほか、年末年始や夏季休暇などもあります。また、年次有給休暇は最長40日まで積立が可能となっています。家賃の補助制度や慶弔見舞金などの支給制度もあり、各事業所所在地にある独身寮も利用できます。

また、アトックスでは幅広い分野での資格・免許の取得を奨励しています。資格取得のためのサポートが手厚いだけではなく、資格や免許の取得者には各資格・免許の必要度や難易度に応じて褒賞金が支給されます。

頑張ったことをしっかりと評価してもらえる制度なので、アトックスに入社した際にはぜひ仕事に活かせる資格の取得を目指してみてください。

その他、社員旅行やクラブ活動などといった事業所ごとのレクリエーションも活発に行われているようです。

アトックス_六ヶ所事業所釣りクラブ活動の様子
六ヶ所事業所釣りクラブ活動の様子[画像: 株式会社アトックス公式Facebook]

アトックスは会社説明会を東京、大阪、Webにて開催しています。興味を持った方は申し込みをしてみてください。

アトックス会社説明会

アトックスの職場環境は?

アトックス働き方データ_2023年度
[参考: マイナビ2025]

2022年度のアトックスの就労データです。

  • 平均連続勤務年数: 15.3年
  • 月平均所定外労働時間: 11.9時間
  • 平均有給休暇取得日数: 17.0日
  • 前年度の育児休業取得対象者数: 40名(女性: 10/男性: 30)
  • 前年度の育児休業取得者数 : 12名(女性: 10/男性: 2)

どの項目も特に問題の無い、良好の職場環境と言えるのではないでしょうか。

アトックスの優れた教育制度

新入社員は研修後に各事業所で行われる教育プログラムを受け、階層別研修や作業リーダー教育に励みます。随時勉強会も行われ、専門資格を取得するためにサポートする体制も整っているようです。

入社時に専門資格を取得することは求めていません。専門・高専・大学・大学院卒(卒業見込みを含む)の方だけでなく、高卒の採用にも積極的に取り組んでいるようです。

また、アトックスでは入社後に基礎的な教育を行い、様々な研修制度を取り入れています。学生時代に原子力や放射線に関しての授業を受けている、いないに関わらず、改めて基本的な知識を習得するための社内教育を行っています。この研修制度では原子力や放射線に関しての基礎的な教育から、実際に作業に関わる教育を併せて習得できます。

さらに、放射線管理のために使用する機器についての専門的な教育や、キャリアアップのための階層別教育を行うので、スキルアップが期待できるでしょう。研修制度は、主に以下の教育に分類されます。

作業管理教育

作業管理教育では、入社時の教育、作業リーダー教育や現場代理人教育、QMS教育や品質保証担当者研修など

放射線管理教育

放射線管理教育では、放射線測定機器取扱研修や放射線管理員教育、放射線業務従事者教育や放射線管理責任者教育など

職制教育(階層別教育)

職制教育では、新入社員研修や新入社員補習研修、中堅社員研修や役職研修(主任・係長・管理職)など

アトックス_職制教育(階層別教育)

職制教育(階層別教育)[画像: 株式会社アトックス]

図のように、アトックスでは階層が上がるにつれて、その階層に適した研修がしっかり用意されています。社員が安心してキャリアアップしていける制度が整っていることは、人材育成を重要視するアトックスならではと言えるでしょう。

資格制度も充実!手厚いサポートを受けながらスキルを磨く

アトックスでは、従業員が取得したい資格や免許に対し、会社が「業務に資する」と認めたものについては資格取得費用の一部を会社が援助、もしくは報奨金によりサポートする制度があります。

現在100種類以上の国家資格が対象で、資格サポートのための環境も配慮されています。事業所ごとに切磋琢磨し、先輩が後輩のサポートを行うことも多いとのことです。

ちなみに、以下は推奨されている資格の一部となります。

  • 第一種放射線取扱主任者、第二種放射線取扱主任者
  • 技術士(原子力・放射線部門)
  • 技術士補(原子力・放射線部門)
  • 核燃料取扱主任者
  • 原子炉主任技術者
  • 作業環境測定士(一種1〜5、二種)
  • 電気主任技術者(一種〜三種)
  • 電気工事士(一種、二種)

メンター制度・キャリアアップ支援

OJTの実施によって先輩社員が新入社員の支援を行い、新入社員が少しでも早く業務に慣れるようサポートをする「メンター制度」や、入社から定年までのキャリアアップ指導も充実しています。

【アトックスのキャリアプラン】

■現場経験(一般社員)
現場業務の経験や研修・OJTによる指導を受け、基礎知識や基礎的な技能を身に付ける。

■現場担当(一般社員・班長)
業務担当として現場の運営を任される。職種変更や異動などを経て経験を積む。

■主任・係長
所属グループの社員育成を含む運営全般を任される。業務の企画立案などの役目も担う。

■課長・マネージャー
会社の目標達成を見据えながら、所属グループの運営管理を推進する。

■所長・部長
部署全体の統括・運営を担う。会社全体の目標達成を目指し、業務計画の推進を行う。

また、今後定年を迎える社員に対しては定年前研修として定年後のキャリア設計を支援する制度もあります。新卒から定年まで全ての社員が働きやすい職場環境であると言えるでしょう。

関連記事:アトックスの充実の福利厚生

インターンシップ制度で就業体験

アトックスでは就労体験ができるインターンシップ制度があり、Webにて実施しています。2025年度新卒向けのインターンシップは、開催時期が6月下旬〜11月下旬頃まで複数回実施されています。少人数制でじっくりと体験することができます。内容は以下になります。

原子力産業を知る。アトックスを知る。(約90分間)
オリエンテーションワークを通じ、アトックスが位置する「原子力産業」という業界について、そしてアトックスという会社について理解を深めます。

アトックスの仕事を知る。(約90分間)
仕事体感ワークを通じて実際の仕事内容について理解します。アトックスで実際に行われたプロジェクトをグループワーク形式で行い、どのように意思決定していくかなど追体験します。ワーク終了後、現場社員からのフィードバックがあります。

アトックスの魅力を知る。(約30分間)
若手社員との座談会を通じて、アトックスで働く魅力を知ることができます。

就業体験中は随時フィードバックが行われるだけではなく、就業体験の内容から課題解決力や想像力が鍛えられるため、アトックスを志望している就活生のみなさんには是非参加して頂きたいと思います。

アトックス社員のインタビューから魅力や強みを探る

アトックスの採用サイトでは、現役社員のインタビュー記事や動画が掲載されています。その中から数人をピックアップし、「どうしてアトックスを選んだのか」という点や「アトックスでの仕事内容」、「アトックスの魅力」などを探っていきたいと思います。

事業統括部 課長 2002年入社 Mさん

入社後は現場(福島)から始まり、技術開発センター、経営企画、そして事業統括と様々なキャリアを積んできたMさん。現在はアトックスで培ってきた経験を活かし、現場からの様々なニーズや業務の要請をサポートしています。

そんなMさんがアトックスの魅力として挙げたのは「自主性を重視し、やりたいことに挑戦できる土壌」でした。自分の考えを持って発言すれば、様々なことに挑戦できるということです。意見が言いやすい環境が整っているのですね。

アトックスでは、現在「自分たちの将来は自分たちで考えよう」というスローガンのもと、若手からの意見も積極的に経営に取り入れています。全員が当事者意識を持ち、組織の連携をはかることによって、さらに強い組織の構築ができると考えているということです。

[参考記事:https://www.atox.co.jp/recruit/member_matsuguma/index.html]

東海営業所 2019年入社 Sさん


福島の震災をきっかけに、福島復興にかかわる仕事がしたいと考えアトックスに入社したSさん。現在は東海村の原子力科学研究所で除染や解体に関わる一連の作業を担当しています。

Sさんがアトックスの魅力として挙げたのは「社員同士のコミュニケーションがとりやすい社風」です。現場の作業では、働く全ての人がチームワークを大切にしなければいけません。一人のミスで、その現場全員を危険に晒すリスクがあるためです。

アトックスでは、相談すれば誰もが親身になって答えてくれる環境が整っています。入社を考えている方は会社説明会などでぜひその心強さを体験してみてください。

[参考記事:https://www.atox.co.jp/recruit/member_sagawa/index.html]

福島復興支社 2022年入社 Nさん


学生時代に放射線の知識を広く身につけたことをきっかけに、将来は原子力に関係した仕事に就きたいと考えていたNさん。その中でアトックスを選んだ理由は「現場を重視していること」と「原子力関連の企業の中でも幅広い分野に取り組んでいること」の二つが大きかったと言います。

そんなNさんがアトックスの魅力として挙げたのは、「未来に向けた事業展開にも注力しているところ」です。頭部PETなど医療の分野にも展開を拡げ、未来の社会貢献にも目を向けているのはアトックスならではと言えますね。

アトックスにはコミュニケーション能力に長けた人材がたくさんいるという話が改めて出ていました。原子力を通して未来に貢献したいという方にもアトックスへの入社がおすすめと言えますね。

[参考記事:https://www.atox.co.jp/recruit/member_namioka/index.html]

実際に勤めているアトックス社員の口コミ

研修制度が充実しているアトックスですが、実際に勤めている社員はどのように感じているのでしょうか?

研修には、様々な効果がある。自分の仕事の見直しにもなるし、新しい情報も得る事が出来る。

引用:はたらくホンネ

研修制度により、社員も研修の効果を感じていることが分かります。自分の仕事の見直しによって、より知識を習得することにつながっているようです。

まとめ:アトックスは良好な職場環境の中、人材・企業ともに成長できる会社

アトックスは福島第一原子力発電所の事故以降、発電所内の汚染水処理や放射線管理など様々な業務を行ってきました。業務はそれだけに留まらず、周辺地域の除染活動にも積極的に取り組んでいます。これまで蓄積してきた実践経験をもとに、より幅広い分野での事業展開を進めています。

職場環境においては、アトックスは研修制度の充実によって社員も働きやすさを感じていることが分かります。また資格サポートによるキャリアアップも期待できるでしょう。口コミからも会社のサポート体制が評価されていることが分かり、充実した環境で働けます。

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