電気を供給・発電する電力会社は、日本各地に設立されています。一般電気事業者と呼ばれる電力会社は、全国で10の地域ごとに区切られ、各電力会社によって事業内容や特徴は違っています。九州電力は、九州地方7県に電力を供給している会社で現在は海外事業も展開しています。各家庭や事業に安定的に電気を送るために、地域社会と協力しながら電気をお届けしています。そんな九州電力の事業内容、特徴などを紹介していきましょう。

九州電力の概要・特徴

九州電力の正式名称は「九州電力株式会社」、1951年に電気・ガス業として会社を設立しました。本社は、福岡県中央区にあり工場などの産業向け供給比率が多くなっています。九州電力の主な事業地域は、福岡県・長崎県・大分県・佐賀県・宮崎県・熊本県・鹿児島県の全9県です。子会社「九電みらいエナジー」では、九州だけでなく関東地方にも電力販売をしています。再生可能エネルギーを用いた発電プロジェクトにおいては、福島県や山口県などを対象に事業展開しています。

九州電力の特徴・事業内容

九州電力の供給設備は、以下の通りです。

  • 水力発電
  • 火力発電
  • バイナリーを含む地熱発電
  • ガスタービンを含む内燃力発電
  • 原子力発電
  • 風力発電
  • 太陽光発電

発電施設を全て合わせると194箇所もあり総出力は1,931万2,336kWです。また停電減少に向けた取り組み、設備運用、設備管理などの高度化や災害時における早期停電復旧作業も事業内容のうちの一つです。

新たな取り組み

九州電力は長期安定供給を柱に、「総合エネルギー事業」「情報通信事業」「環境リサイクル事業」「生活サービス事業」など新たな取り組みを行っています。快適で豊かな環境を貢献していくために、企業活動の透明化やマネジメント機能、組織風土の改善などにも力を入れています。また国内の電力事業を経て蓄積してきたノウハウを活かして、アジアを中心とした海外電力事業も新たな取り組みです。

メキシコ・トゥクスバン地区において、出力49.5万kWのガスIPP事業、フィリピン・イリハン地区においては、出力120万kWのガスIPP事業、ベトナム南部やバリア・ブンタウ省においては、出力72万kWのガスIPP事業を積極的に進めています。

今現在、世界のエネルギー源となっているのは石油や石炭などの化学燃料が大部分を占めています。その資源には限りがあり、エネルギーの需要がさらに増大することが予測されています。そのため九州電力は、このようなエネルギーを取り巻く情勢を踏まえた上で、エネルギー自給率を永続的に確保するように対応しているのです。